Mar 19 2011
∞
“ デザイナーが良いデザインができたと感じるとき,そこにはいつも「良さを知っていた自分」を感じる。この「自分」は良いデザインにたどり着く前には感じることができないにもかかわらず,良い結果にたどり着いた時にはすでにその良さを以前から知っていたような感覚に取って代わられ,それに気づかなかった「自分」を思い起こすことができなくなる。こうした一種の知識の再構築といった作用は,デザインに限らず,あらゆる創造活動において普遍的に起こっていることであろう。「良いデザインにたどり着く」ことを「ひらめき」と言い換えれば,「ひらめく」という作用は,「既に知っていたことの再構築」作用だと言えるだろう。先の原田の説明にでは感性という高次脳機能の例として「ひらめき」が挙げられているように,ひらめきは「感性の働きの結果として我々が知る」ことを表すことばとして重要なものである。 一般に学習や体験は,意識化するあるいは他人に伝えることが出来る形を取る前にすでに暗黙的な知識として蓄えられている必要があり,感性の働きはこの暗黙的な知識=「すでに知っているが知識として取り出すことが難しかった」知識を基盤とする直感的な論理化作用または形や仕上げなどの表現を結ぶプロセスと考えられる。
— 感性認知脳科学的視点から考える感性価値創造
http://dqi.id.tue.nl/docs/pdfs/2010_Yamanaka_Levy_KanseiScience_japanese.pdf (via nakano) 2010-11-21 (via gkojax-text)
http://dqi.id.tue.nl/docs/pdfs/2010_Yamanaka_Levy_KanseiScience_japanese.pdf (via nakano) 2010-11-21 (via gkojax-text)
(via handa)